火傷にもテルミー

  

 

こんにちは

イトオテルミー療術師

「Slothの森  療術所」の chikage です。

(※ Sloth = スロース と読みます)

 

 


今日は火傷にもテルミー、というお話。

 

 

いやいや、火傷は直ぐに冷やさないと!

って思われますよね?それが世間の常識です。

 

でも、実は火傷にもテルミーはいいんですよ。

 

 


私も最初は半信半疑でしたが、新米療術師として自分の体で実験する機会に恵まれました(涙)

 


一年前になりますが、

揚げ物をしていて手首に油がかかった私。

油がはねた、ではなくドロッーと流れてきたたんです。

 

揚げ上がった大きな鶏肉を

トングで持ち上げた時に、角度が手前に下がり、

トングを伝ってあっつい油が手首に流れた…

…((((;゚Д゚)))))))

 


慌てたけど、背後にテルミーセットを置いているので、

即座に局所テルミー。

(テルミーセットは直ぐに使えるように出しておくのがいいですよ!うちは台所に置いてます。)

 


さすがにこんな時は、直接冷温器で傷口に触れるなんて、痛すぎてできません。

 

その場合、「吹き付け」という技法を使います。

 

冷温器の内管にテルミー線を挿入し、火を付けます。

外管は装着せずに、患部に向けてテルミー線を

 

フーッ、フーッ

 

として、熱の風を吹き付けるのです。

 

f:id:thermie-sloth:20190617210921j:image

 


フーッフーッ

する度にチリチリ、チリチリ、と痛みが走りますが、

不思議と火傷のヒリヒリが和らぎます。

 

火傷が思いのほか痛すぎて

その日は吹き付けを10回くらいやりました。

 

テルミーをしている間だけは痛みが和らぎ、

治癒に向かっている感覚がして

痛みで凹んでいた私の心は癒されました。

 


ほんとにー?

ほんとに火傷なのに更に熱を入れんのー??

ほんとに治るー???(←私の心の声)

 


実は療術師である私ですら、

最初は疑っていた事をこの場で白状いたします。

金逸博士ごめんなさい(//∇//)

 


金逸博士のお孫さんにあたる

現イトオテルミー学院長の伊藤元明先生

(お医者様でもあります)が執筆された

イトオテルミー概論を読むと、

 


吹き付けられた煙の微粒子は、目に見えない皮膜を患部に形成し、また粘膜面に収斂作用をもたらし静菌、殺菌効果と、微小循環系の血行を改善します。

 


と書いてある。

ちゃんと、理論に裏付けされていましたっ

( ̄▽ ̄;)

でも、実体験してわかると、こうやって…

熱量を伴ってお伝えできるわけです!!ヽ( ̄д ̄;)ノ

 

 

 

数日経つと

大きな火でも受け入れられるようになってきたので、

スコープで吹き付けしました。

(スコープ!!初めて出てきましたね。明日はスコープについて説明しましょう)

 

だんだん痛みが気にならなくなったら、

テルミーするのを忘れてしまうんですけど…笑。

 

思い出した時に熱を入れて、、

 


酷い水泡が破れ、

赤くむき出しになった皮膚を見ると、

もうこの歳だし跡が残るかもな、、と

覚悟しましたが…

 

数ヶ月後にはほとんど目立たなくなりました!!

 


ありがとう♡テルミー(*≧∀≦*)

 

 

※閲覧注意

火傷の経過写真です。見たい方だけどうぞ。

 

⬇︎

 

 

 

f:id:thermie-sloth:20190616200953j:image
f:id:thermie-sloth:20190616200937j:image
f:id:thermie-sloth:20190616200947j:image
f:id:thermie-sloth:20190616200950j:image
f:id:thermie-sloth:20190616200942j:image