こんにちは
イトオテルミー療術師
「Slothの森 療術所」の chikage です。
(※ Sloth = スロース と読みます)
今日は火傷にもテルミー、というお話。
いやいや、火傷は直ぐに冷やさないと!
って思われますよね?それが世間の常識です。
でも、実は火傷にもテルミーはいいんですよ。
私も最初は半信半疑でしたが、新米療術師として自分の体で実験する機会に恵まれました(涙)
一年前になりますが、
揚げ物をしていて手首に油がかかった私。
油がはねた、ではなくドロッーと流れてきたたんです。
揚げ上がった大きな鶏肉を
トングで持ち上げた時に、角度が手前に下がり、
トングを伝ってあっつい油が手首に流れた…
…((((;゚Д゚)))))))
慌てたけど、背後にテルミーセットを置いているので、
即座に局所テルミー。
(テルミーセットは直ぐに使えるように出しておくのがいいですよ!うちは台所に置いてます。)
さすがにこんな時は、直接冷温器で傷口に触れるなんて、痛すぎてできません。
その場合、「吹き付け」という技法を使います。
冷温器の内管にテルミー線を挿入し、火を付けます。
外管は装着せずに、患部に向けてテルミー線を
フーッ、フーッ
として、熱の風を吹き付けるのです。
フーッフーッ
する度にチリチリ、チリチリ、と痛みが走りますが、
不思議と火傷のヒリヒリが和らぎます。
火傷が思いのほか痛すぎて
その日は吹き付けを10回くらいやりました。
テルミーをしている間だけは痛みが和らぎ、
治癒に向かっている感覚がして
痛みで凹んでいた私の心は癒されました。
ほんとにー?
ほんとに火傷なのに更に熱を入れんのー??
ほんとに治るー???(←私の心の声)
実は療術師である私ですら、
最初は疑っていた事をこの場で白状いたします。
金逸博士ごめんなさい(//∇//)
金逸博士のお孫さんにあたる
現イトオテルミー学院長の伊藤元明先生
(お医者様でもあります)が執筆された
イトオテルミー概論を読むと、
吹き付けられた煙の微粒子は、目に見えない皮膜を患部に形成し、また粘膜面に収斂作用をもたらし静菌、殺菌効果と、微小循環系の血行を改善します。
と書いてある。
ちゃんと、理論に裏付けされていましたっ
( ̄▽ ̄;)
でも、実体験してわかると、こうやって…
熱量を伴ってお伝えできるわけです!!ヽ( ̄д ̄;)ノ
数日経つと
大きな火でも受け入れられるようになってきたので、
スコープで吹き付けしました。
(スコープ!!初めて出てきましたね。明日はスコープについて説明しましょう)
だんだん痛みが気にならなくなったら、
テルミーするのを忘れてしまうんですけど…笑。
思い出した時に熱を入れて、、
酷い水泡が破れ、
赤くむき出しになった皮膚を見ると、
もうこの歳だし跡が残るかもな、、と
覚悟しましたが…
数ヶ月後にはほとんど目立たなくなりました!!
ありがとう♡テルミー(*≧∀≦*)
※閲覧注意
火傷の経過写真です。見たい方だけどうぞ。
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