燭台に油を注ぎ足すように…

 

 

中村医師が銃弾に倒れた今回の事件で、私が感じた事を記します。

 


私は人間も、動物も、植物も、全ての生命に優劣は無く、全ての存在が光だと思っています。今はライトワーカーという表現をよく目にしますが、周りに影響を与えるほどの光を放つ人がまだ少数ゆえ、その存在が目立つのだと思います。

 


誰もが元々持っている自分自身の本来の光を、最大限に発揮して生きた人が、周りから見たら光り輝いて見えるということ。

 


中村医師は、正にそれを最大限に発揮した人であると感じます。

 


愛に生き、愛によってのみ行動し続け、現地の人々と苦楽を共にし、心から喜び合った。

 


その愛の、放つ光の美しさ、大きさ、存在そのものから、彼と関わる人々は深く深く『何か』を受け取った。

 


もちろん、通常であっても当然、彼の死後は様々なメディアがこれまでの功績を称え、紹介したでしょう。

 


しかし、今回の死が老衰や、病気だったわけではなく、銃弾に倒れたというショッキングさが、ここまでの悲しみ、喪失感と共に、世間に対する強烈なメッセージを生み出しました。

 


今このSNSの時代にシェアがシェアを生み、今回の件が拡散されています。その様子はまさに光が広がっていくかの様です。

 


悲しみが大きい最後だったからこその光の大きさのように感じます。

 


私はこれもまた意図があって、最後に大きな大きな光を放つお役目があっての事なのかな、と感じています。

 


皆が彼の死を悼みました。そして彼の生き様が、これまで彼を知らずに生きていた多くの人々にまで知られる事になり、そのスピリットに感銘を受けている。

 


そう、スピリットは永遠に死ぬことはないのです。

 


直接関わりの無かった人が、犯人や政治に怒りの矛先を向けるのは、自分の闇の投影をしていないか、境界線をひけているのか、何にフォーカスしているのか、注視する必要があります。

 

私達がする事は、怒ることでも戦うことでもなく。

 

もしも彼の生き様が、貴方の心の琴線に触れたのだとしたら…

 

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その彼のスピリットを、貴方が胸の中心に持っている、その自分自身のロウソクの炎に、油のように注いでください。彼のエッセンスを足して、更に更に、自分自身の光を輝かせてください。

 


それが彼の残した思いを、自分の生き方に反映させるという事だし、それが愛に生き、愛に基づいて行動する、という事です。

 


彼のスピリットはこれからも生き続け、世界や、政治や、人々の考え方に影響を与え続けます。

 

中村医師のご冥福をお祈りします。