鬼と外道

 

 

 

鬼滅の刃を、遅ればせながら拝見しました。主人が珍しく、見てみたいな!と言い始め、それに娘が乗っかり…Amazonプライムで、テレビアニメ第1期26話を、3日間で家族で一気見です。

見出すと止まらないものですね。

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先が気になる終わり方で、第2期が待たれますね。その前に映画がある様で、この勢いで家族で映画館へ行きそうです(笑)

 

盛り上がる娘と主人。

鬼殺隊から誰かが死ぬとしたら、最初は誰なのか?漫画はすでに19巻まで出ているので、ネタバレを見ないように細心の注意を払いながら、

オープニング画像からメッセージを読み取る!とギャースカギャースカお互いの予想を言い合っていて、親子で楽しそうです。

 

物語の中の鬼は、元々は人間で、それぞれに切ないドラマがあります。

 

私はそれを見て、『侍戦隊シンケンジャー』と重ねてしまいました。子ども向けの戦隊モノでありながら、ストーリーが秀逸でした。

 

悪役は外道衆と言われる妖怪なのですが、単純な悪者ではありません。外道も鬼滅の刃の鬼と同じく、もともとは人間です。

 

うまくいかない事や不幸な出来事から、人を恨み、その邪念が抑えきれないくらい大きくなった時に、闇に嵌り、外道に堕ちる。(外道=人の道に外れた者)

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外道は人間のエゴが肥大化した姿ですが、エゴは人間の中にあるものですから、誰しも外道になる可能性がある。暴走したエゴが外道への道へ通じています。

 

外道にもそれぞれのドラマがあり、正義が悪を倒すという単純な番組ではなく、毎回考えさせられるものがありました。

 

 

鬼滅の刃を見て、シンケンジャーと重なるなぁ…と、主人と娘に

 

『ねぇ!シンケンジャーみたいだよねぇ!鬼は外道衆と同じだね!』と言ったら、

 

『今そんな事を言ったら、世間から怒られるよ!!』

 

と全否定されました💧

 

 

あまりに深いストーリーに、むしろ大人からの評価が高かった戦隊モノなのだけれど…( ̄▽ ̄;)

 

 

人の中に鬼があり、鬼にも人の心がある。

 

自分の中の鬼を否定せず、

ただ在るのだと…

自覚し、赦し、

全ての自分を内包した存在として生きる

 

これだなー、と。

日頃自分が思っている事を重ねて拝見しました。

 

 

それと、呼吸!!(・∀・)

 

私が日常で意識している呼吸についても、鬼殺隊の柱の皆様は体得されていました。

 

常に、全集中の呼吸です。(`・∀・´)…!!

 

 

作者の方の思考からこういった作品が生み出された事、

それが世の中で受け入れられ、これほどの人気になる事、、、

 

 

時代だなぁ、と感じます。

素晴らしいことです。