8時だよ全員集合！がオンエアされていた頃、私は小学生で、土曜日の夜8時にこの番組を見ていない小学生は1人もいなかったと思います。そのくらい、日本中に笑いを届けた人。
今も第一線で活躍し続け、現代の子供たちもバカ殿を見て大爆笑している。
『志村けんは本当に凄いよね。いつの時代の子どもでも、絶対に笑う。こんな人は他に居ない。唯一無二の存在だよね。』
そんな事をつい最近も家族に語っていた自分がいました。
今日は、息子が午前中に塾に行っていて、迎えに行く間に買い物をしていた時に、実母から電話がかかってきて志村さんの訃報を聞きました。
…ショックでした。
息子の塾が終わり、帰りの車の中で息子に
『入院中だった、志村けんさんが、亡くなったんだよ。』と伝えたら、理解できなかったようで、『え？なに？』と、何度も言われ、再度説明をしたら
『何で、そんな事言うの？そんな事、言わないで欲しかった。これからも僕は、それを知らないまま生きていたかった。』
と、言われました。
家についたら、腕で顔をこすりながら私の横を走り抜け、そのまますぐに犬のそばに行き、犬を撫でてながら目に涙が光っているのがわかりました。
私は自分の行いを悔いていました。いくら存在の大きな芸能人の方だからと言って、知り得た情報を、そのまま伝える必要があったんだろうか。そんな事、言わなくて良かったのかもしれない。
あの時代の小学生だけでなく、現代の小学生が心底悲しんでいる。いつの時代も子ども達は、志村けんが大好き。
自宅で仕事をしていた主人に、
『息子がショックを受けているから、昼ごはんの時に、志村さんの話はしないで欲しい。』
…と、言った瞬間に、自分も泣いていました。
自分としては、今はもう、死生観がまるで変わったので、、、恐らく多くの人とは死への捉え方が、違います。なので、そんな自分が泣いた事に、自分で驚きました。
もちろん、死生観が変わっても、その方の肉体がなくなる事への思慕はありますし、生前の姿を思っての、やはり凄い方だったという感動のようなものがあったのかもしれません。
それと、自分の行動の浅はかさ…ですね。だって、知らせる必要ないですもんね。
これからも、全国の子ども達は、彼の死を知らないまま再放送でドリフの大爆笑を見続けて良いのです。
サザエさんも、クレヨンしんちゃんも、ちびまる子ちゃんも、作者が亡くなったと思いながらテレビを見ている子供は居ない。純粋に作品を見て笑っています。
志村さんの笑いは時代を超えて普遍的なもので、今だけでなく、この先の未来の子供達も、いつまでも、いつまでも、間違いなく志村さんに笑わされるのだと思います。これからも再放送を続けて欲しいです。
志村けんさんのご冥福をお祈りします。
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温熱療法イトオテルミー Slothの森療術所
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