20代までの、私の口癖は
『はぁ〜帰りたい。』だった。
はて…どこへ帰りたいのだろう？
学校や仕事に疲れて、家へ帰りたいのか？
と言えばそうでもないのだ。
なぜならば、家にいる時でも、この口癖を何度となく呟いていたから。
この頃は『ありのまま』とはほど遠い自分で生きており、常に疲れていたので、
『ありのままの自分へ帰りたい』という意味だったのかもしれないし、
『ここ』では無い『何処か』へ帰りたい。
それが何処かはわからないけれど、
ここで無い事だけは確かだ。
と思っていた気もする。
いつも、今ではなく未来へ
いつも、ここでは無い何処かへ
私の意識はいつも外側へ向いていました。
そして、気づいたら…
最近は全くこのセリフを呟かなくなっていました。
無理のない生き方になってきたからなのか。
それとも、、、
いつか帰る事がわかっているから、なのかは、よくわかりません。
ただ、今はここでいいんだ
と、思える。
遊園地の喧騒の中で
自分の感情すら把握できないまま
心を置き去りにして生きていたあの頃
今は遊園地を眺めて
遊んでいる人を俯瞰して見ている
私は人の流れと同じにならなくても
もう、自分を責めずにいられる
自分も相手もそのままで共存ができる
同化もしなくていい
分離もしなくていい
違う自分のままで良かった
同じになる必要はなかった
違うままで、互いに存在できる
違うままで
時折、共鳴する
人の数だけ、思いがあり
思いの数だけ、存在がある
あなた、とは
『思い』
それがあなたの存在
だから、
ここでは無い何処か、へ行かなくても
今ここで放てるし
何処にいても放てる
それがわかれば
いつだって、何処だって
大丈夫だった
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温熱療法イトオテルミー Slothの森療術所
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