うまく行かないならば、真逆をやってみる

 

 

 

ここ2週間くらいなのですが、ある事を試しています。それは、「のんびり運転する…」というものです……(・・?

 

 

何故かというと、自分は日常生活の中では、もはや慌てたり…急いだり…自分を追い込むようなことは、一切ないのですが(突発的な事が起きたら一瞬( ゚Д゚)!となっても、すぐに平静に戻るかな)だがしかし、日常生活の中で「車の運転」だけは、なんだか急いでいる、常に急いでいるのです。その事に、拭えない違和感を感じているのです。

 

 

特に粗い運転をしているわけでもなく、運転中は集中していますし、真面目なドライバーなのですが、運転するという事は、どこか目的地に向かって移動しているので、まあそんなにノンビリはしていないのです。やる事はいろいろある中での……誰かの送り迎えとか、買い物とかなので、ゆっくり、のんびりは走れないのです。

 

そして、もうジャッジなどほぼ無い世界で生きているのですが、車の運転中だけは……他のドライバーさんに「!?」と感じてしまう事が、チョイチョイあります(笑)どんな場面かと言うと、、、

 

🚙先頭の車が、もの凄い……ゆっくり運転していて、後続で渋滞になっている……とか。

🚙前の車が、左折直前になってウインカーを出す……とか。(危ない)

🚙車間距離を捉えるのが苦手なのか、そのタイミングで!?とコンビニから車道に入ってきて、しかもその後の運転速度がやたら遅い……とか。

 

です。こういう時に、「…なんで?( ゚Д゚)」と思っちゃうんですよー(笑)それで、これまたスピリチュアルな話ですけど、自分の内面がチクッとするときは、浄化のチャンスなので(笑)車の運転に関しては、なぜこの場合だけが気持ちが急いてしまうのだろうか…と、実は4年前から自問自答していたんですよ。

 

まあ、上記のような事でイラッとするという事は、自分に課しているルールがあるからなので、私の場合は

🚙前の車と一定の車間距離はとるが、前の車について、流れに乗って走る事を心掛けている

🚙ウインカーは、後ろの車の為に出すので(追突のリスクがあるから)ちゃんと前もって出す。

🚙自分が車道に出る時は、走っている車にブレーキを踏ませるような出方はしない。

 

 

こういうルール……というか、マナーを守って運転しているわけなんです。だから、周りの事を見ないで運転している人を見ると、イラッ……としてしまうのです。

 

それで、2週間前に「私は…車の運転中に、いつもの日常生活で感じるような、のんびりした気持ちとか、気分の良さを感じていないな……むしろ、いつも急かされている精神状態にある。という事は、本来の自分の状態とズレがある」と思ったのです。

 

理由とかを内観しようと思ったんですが、そもそも4年前からこの課題については、これといって解決策も無かったので、よくわからないならば、「真逆をしてみよう」と思ったんです。

 

 

それで、

・車間距離をしっかりとって、ゆったり走る

・目的地に到着する時間について、一分一秒を争う気持ちは捨てる

・焦るくらいなら、余裕をもって早く家を出る

 

これを課したんです(笑)

 

 

・・・それで、どうなったと思いますか???

 

はい。めっちゃ快適に、ゆったり運転できていて、しかも遅刻することもなく、精神状態が180°変わったんでーす!!(´▽`*)わーい! 別人かい!?というくらい、ゆったりした気持ちでいられて、シアワセです。……ということは、これが、本来の自分なんですよね。

 

 

車線変更しても、スピード上げても、到着時間なんて3分くらいしか変わらないのに、そのちょっとを急ぐ必要はない…と、思えるだけで、こんなに余裕ができるのか!

 

そして、気づいたのは「私を急かしているのは、世間でも、予定でもなく、私自身だ」という事実です。

 

私が、私の概念に急かされて、気持ちに余裕なく運転しているだけで、誰からも急げ!なんて言われていないのです。

 

 

その、「私が、私を急かしている」件について、今日になってわかった事があるので、書こうと思います。それは、私が目的地に行くのに時間を気にするようになったり、人に迷惑をかけないように、と思ったりしたのは「18歳以降だ」という事。

 

 

18歳の時に何があったのか。

 

はい、18歳で東京へ上京したばかりの頃、田舎暮らしに慣れていた自分は、分刻みの電車移動に慣れておらず、最初の頃ものすごい遅刻ばかりしていました。短大が電車と路線バスを乗り継いでいくのですが、だいたい家から60分くらいかかるから、そのくらいに家を出ればいいんだ……というアバウトな行動で、そんなにタイミングよく電車とバスの乗り継ぎがうまく行かなかったりして、毎回遅刻なんです。……そう、時刻表というものをあまり意識していなかったのでした…(笑)

 

それで、慣れない東京で、上手く行動できない自分に自信がますます無くなり、大勢の人があらゆる方向へ向かって交差しながら移動する駅の構内で、モタモタしていたらオジサンにぶつかり、「チッ!」と舌打ちされて、にらみつけられ……。もの凄く落ち込み、もの凄く疲れ……。人に迷惑かけたらダメなんだ。サッサと動かなきゃダメなんだ。時間に遅れたらダメなんだ。と、学習したわけです。

 

ああ、その体験が今も尚、私を急かすのか……と、初めて気づきました。もう、何十年も前の話なので、急ぐのが当たり前になってしまい、それ以前の自分を忘れていたんですね。

 

それに気づいて思い出したのですが、私は幼い頃から高校生までは、約束の時間に遅刻するのは当たり前……。学校でも忘れ物が多く、行事とかもスッカリ頭から飛んでいて、わりとボンヤリ生きていたと思います。ボンヤリが基本なんですが、小学校ではすでに、「やらなきゃならないもの」が次々と出てきますから、その流れについていくのに、凄く疲れていましたし、楽しくなかったですね。。。表面では普通の顔をしながら、出来事にも、人間関係にも、どこか心をキュッ……と縮めていました。

 

 

もう、今となっては自分は、予定が詰まっていたりとか、特にやりたいわけでも無い事をカリキュラムとして課せられたりすることに、蕁麻疹が出るくらい嫌なんだと知っています。けれど、子どもの頃は、あれよあれよという間に「学校」という場や、勉強や、人間関係の波に呑まれて、徐々に自分というものを見失っていったんだな…と思いました。その頃の訳も分からず疲れていた幼い自分の肩を、そっと抱いてあげたいな…という気持ちになりました。

 

 

車の運転から、過去をいろいろ思い出しました。良かったと思います。

 

 

みなさんも、何かでイライラしたり、チクチクしたり、何だか楽しめないなーと思ったりしたら、こうやって内観してみたり、内観が苦手だったら今回の私のように「真逆をやってみる」のをお勧めしますよ。(∩´∀`)∩