内観のやり方

 

 

今日のお話は、「内観の仕方について」です。

 

………なんで、このテーマにしたのかと言うと、実は今日見た「夢」の中で自分が延々と内観を展開しており、その内観の仕方がなかなか良かったのです(笑)

 

寝ている間は、魂の世界に居るとかいいますよね。おそらく、こういう夢を見る事により、現実世界に活かす様にシュミレーションをしているのではないか、と分析しています。もしかしたら、ハイアーセルフからの助言かもしれませんね。

 

 

登場人物は、学生時代の同級生「A君」、そして「私」です。

 

A君とは、特に親しかった訳ではなく、普通の同級生ですね。それで、卒業して以来一度も会う事もなく、遠方に住んでいる状態です。

 

で、A君が出張か何かで、私の住んでいる近所へ来るという話だった様で、「じゃあ、ちょっと会おうよ」という軽い気持ちでお誘いしていた様です(そういう設定だった)

 

私の方も結構忙しくて、外出する時間を捻出する為に、用事を他の人にお願いしたり、説明をしたり、わりと準備が大変だった(という状態だったみたい)

 

 しかし、その口約束以来ずっと具体的なやり取りはないまま、約束の前日になったので、私の方から電話で「明日どうしようか?」と連絡を入れたのでした。

 

そうしたら。

 

A君が「上司とのやりとり」やら、「仕事の状況」やら、「やらなければならない課題が山積みである」やら、凄い勢いで「……状況的に無理だから明日はちょっと………」と捲し立て始めたのです……。

 

私はわりと「人の言動と本音のズレ」に氣づきやすいタイプであり、A君の「必死な言い訳」の内容は全然耳に入って来なくて、

 

「俺は凄く困っている……!!!!!」という恐怖にも近いくらいの「困り」の波動がビンビン感じられたのです。

 

察するにその「困り」の内容は、

・周りの人から冷やかされた

・自分は何とも思っていないのに、「私」がA君に氣があると思い込んで勝手に困っている

 

こんなエネルギーに感じました(夢の中で)

 

それで、A君の延々に続く「原因は俺の個人的な都合ではなく、やむを得ない仕事のせいであり、、、会えません」という必死な訴えに対して、

 

夢の中の私は

「そうなんだー、氣にしなくていいよ、それはしょうがないねー」とか、話を合わせているのです。。。

 

 

しかし、そう言いながらも、内心「ムカムカ」している自分がおり、その「ムカムカ」の中身は「私が誰かから困られている事への”ショック”と、”怒り”のようなものでした。

・何勘違いしてんだよ、お前なんか意識したことねぇわ!!

・私だって、暇とかじゃなくて、いろいろ調整して時間作ったんだけど??

・つーか、だったらもっと前に自分から断りの連絡入れたら?

・私から確認しなかったら、ドタキャンか、無視だったってこと?

 

 

・・・・・・・・・

 

 

で。

ここから、「夢の中の私」が、「内観」を始めたんですよー(笑)私の事を実際に知っている人が読んだらウケると思うんですけど……。

 

自分にとってありがちなパターンは……

A君の言い訳に内心ムカついていながら、「それならしょうがないよね」と物分かりのいい人になって、話を合わせてその場はやり過ごし………、その後、連絡先を抹消し、一切関わりを持たない。

 

です。(怖い)

 

そう、バッサリ断つんです……(笑)怖いねー、怖いよねー(笑)その中身は、「人に対しての最低限の敬意を払えないような人とは、無理。」という自分の基準があるんですね(白い鏡っぽいですか?)

 

けれど、そこでA君を切ったとしましょう……。で、どうかな?私は心の底からスッキリするのかな……?

 

これを、夢の中で「自問自答」している私。

 

そしてわかった事。

「外面だけいい人ぶって理解を示したくせに、内心でバッサリ切る」ってのは、

 

 

「ぶつかり合うのが怖い」

 

……って氣持ちに行きついたのです。そう、対話から逃げる、腹を割って話す事から逃げている。

 

「わかってもらえなくて構わない」

 

これが幼少期からずっと持ち続けている、私の拗れた思いなんですね。その奥の奥には「悲しみ」があるわけですが、「説明してまでわかってもらおうとは思わない。その労力を費やす事の方が疲れる」のです。長年持ち続けているパターンです。

 

けれど、このパターンを繰り返すと、いつまでも「スッキリ」はできないんです。

 

・自分がA君に氣があるみたいに思われ、勝手に困られている事に腹が立つ

・人から迷惑がられる自分が耐えられない

・内心、困ったり、怯えたりしている事を隠して正当な理由を捲し立てているのに嫌悪感。

 

 

で、「夢の中の私」は、自問自答しました。

「じゃあ、どうしたら、スッキリすると思う?」「本当はどうしてほしかった?」

すると

 

「私の本音を伝えて誤解を解く」

 

 

ここに行きつきました。

それで、「夢の中の私」はA君に言いました。「君に特別な感情はない」「私も忙しいけど、約束をしたから頑張って時間を作った」「言い訳して逃げるみたいな態度は傷つくし、人として大切に扱われていない氣持ちになる」

 

そうしたら、A君も、上司からからかわれたりして、だんだん怖くなってきたこと、けどそれは勝手な思い込みだったし、対応に誠意が無かったこと、自分の弱さが招いたこと、迷惑をかけて、嫌な思いをさせて、ごめんなさい」

 

という話合いが行われたのです……(夢の中ですが)

 

 

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長々と、私の夢の話のお付き合いくださり、ありがとうございました。…長かったですか?・・・m(__)m💦

 

けど、これ、内観する時に参考になるのでは?と思ったのです。つまり

 

①「モヤモヤ」は本音と自我がズレている時に感じるサインである、ということ。

②「モヤモヤ」したら、スルーせずに(表面だけ取繕わずに)自分の本心を探る。

③自分の氣持ちがわかったら、「本当はどうしたかった?」と問う

④勇気を出して、本音を伝える(伝えられない状況であれば、脳内妄想でも良い)

⑤対話してみると、案外、わだかまりが解ける。

 

 

なぜ案外、わだかまりが解けるのでしょうか。

 

 

それは、そもそも拗れてしまうのは、実際はお互いに内側に「恐れ」を握りしめた状態であり、それを隠して「建前」で会話しているからです……。

 

どちらかが、勇気を出して「本音」を伝えれば、相手の思い込みが崩れていき、「そんな風に思っていたんだね」となり、「実は自分は〇〇と思っていて……」と、どんどん、どんどん、ほどけていく……。

 

素直が一番(笑)

 

素直になるためには、「恐れ」を手放さなければなりません。

 

「夢の中の、勇気ある私」から、私自身も教えられたような氣分です。

 

 

必要な方に届きますように。

 

 

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