五戒のエネルギー

 

 

靈氣をされる方は、誰でも知っている「五戒」。

朝夕唱えて心の糧とし、生き方の基本としている教えです。

 

臼井先生が、一度きちんと治療したはずの人が、しばらくするとまたやってくるのを見て、「人間は心を変えないと本当には元気にならない」と気づき、この五戒を導入したといわれています。

 

最初に「招福の秘法 万病の靈薬」と題名があり、最後に「朝夕合掌して心に念じ、口に唱えよ」と書かれています。

 


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今日丈(だけ)は

 

怒るな

 

心配すな

 

感謝して

 

業をはげめ

 

人に親切に

 

 

 

私が、この「五戒」を初めて知ったのは、西洋レイキの伝授を受ける半年くらい前だったと思います。

 

「レイキ」には興味があるけれど、いろんなレイキがあってどれをやったらいいかイマイチよくわからないし、お金もそれなりにかかる。。。どのレイキを受けるか、誰に伝授を受けるのか、いろいろ模索していた頃です。

 

 

伝授は受けていないけれど、レイキがどんなものなのか、なんとなく知りたいと思ってこちらの本を読みました。

 



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その中で、リラックスして浄心呼吸というものをするのと、「五戒」を唱える、という練習方法がありました。伝授は受けていないけれど、とりあえずそれをやってみました。

 

 

静かな呼吸を繰り返し、10分くらい経ち、とてもリラックスしていました。そして「五戒」を唱えてみました。

 

今日だけは  怒るな  心配すな  感謝して  業をはけめ  人に親切に

 

 

すると( ゚Д゚)

 

 

手のひらと、足の裏に、ブワワアァヮ……と、ビリビリ感を感じたのです。そして、手のひらがほんのり温かくなっていました。

 

 

……伝授を受けていないのに、ですよ?

 

 

それで、「あれ?なんか、このまま手を当てたら、レイキできるんじゃないかな」と思って、たまたま入院中だった姉のお見舞いに行き、病室でまた呼吸法をして(驚かせるといけないと思って五戒は唱えませんでしたが)姉に手をあてました。

 

「暖かくて、気持ちいい」と言われました。

 

 

これは、今の自分が考えれば、全然不思議でもなんでもなく、ちゃんと手から「レイキ」が出ていたのだと思います。

 

それほどに、レイキは特別なものではなく、誰にでもできるものなのです。だって、誰の身体にも元々流れているエネルギーだから。

 

 

ただ、それを使うには、長い年月をかけて不安やら、恐れやら、怒りやら、悲しみやら、善悪を判断するエゴがいっぱいこびりついて生活をしていますから、ゴミがじゃましてちゃんとレイキエネルギーが流れにくくなっている……というわけなのです。

 

 

このゴミをお掃除するのが、直傳靈氣では「靈授」、西洋レイキでは「アチューンメント」と言われる儀式のようなもので、これによりレイキエネルギーの通りが良くなるようにします。本来の力を使いやすくする、ということです。

 

「靈授」や「アチューンメント」をしてもらったあとは、日常でどんどんレイキを使っていく事で、自分の中のエネルギーの通り道、パイプがよりクリアに、より太くなっていき、沢山のレイキエネルギーを流す媒体となる事ができます。

 

 

そして、「五戒」の事なのですが。

 

 

本を読んで初めて「五戒」を唱えて、ブワワワ……となった後も、思い出したように、何度か「五戒」を声に出して唱えてみた事がありました。そして、そのたびにブワワヮ……と毎回なるのです。

 

 

それから、自分は西洋レイキの伝授を受けました。

 

 

エゴのお掃除に関しては、私の場合はレイキのおかげとは思っていません。そもそも、伝授を受ける何年も前から、日常の中での内観から、目の前の現実とそれによる自分の心の反応を観察することでお掃除が進んでいました。また、サイキックな人ではないので、靈が見えたり、感じたりはしていませんでした。

 

けれど、日常で多くの人々にレイキをさせていただいたりして、少しずつレイキをしている時の自分の脳波……なのかな?手を当ててボンヤリしながらも、ああ、ブワワワ……ってなってるわ………と思ったりしていました。それは、回数をやればやるほど、それを感じるようにはなってきました。特に病腺に当たった時などは、患部にググーーッつとレイキエネルギーを吸われているのがわかりますから、その時はブワワ…の度合いが増す、という感覚があります。

 

 

また、レイキをしていない時でも、自分が緑が多い場所を歩いている時とか、樹木にもたれている時も、まったく同じ感じのブワヮヮ……手がピリピリ……があります。こういう体感があるので、「レイキは、自然のエネルギーなんだな」というのが本当によくわかるようになりました。

 

 

 

直傳靈氣のセミナー中、「靈授」は一度だけではなくて、何回も行われました。それだけ、お掃除をいっぱいしていただくわけです。靈授をうけると、初めて靈氣をやります……という方でも、ちゃんと手の感覚を感じて靈氣ができていました。凄いなぁと思うと同時に、人間は本来そのようにしてレイキエネルギーを流せるのですから、当然と言えば当然ですよね。

 

 

そして、靈授の際は、「五戒」を唱えることになっているのですが……

 

 

10名の受講者と、先生と、スタッフの方(と言っても師範の方)全部で13名で、声を合わせて「五戒」を唱えたら、自分の身体と部屋中にものすごいエネルギーがこだましてビリビリ感がおおおおおお……!!!となりました。すごく。ちょっとビックリするくらいでした。けど、独りで唱えてもビリビリするんだから、13人のしかも師範の方も沢山いる中で唱えたらそりゃビリビリの何乗にもなるよなぁ、、と思いました。

 

……そう思うと同時に、「五戒」はただその教えが「生き方の基本」というだけではなくて、実はその「音」というか「言霊」のエネルギーがすごいのではないか………と。そう思わずにいられない自分としての体感なわけです。

 

臼井先生が「朝夕合掌して唱えよ」とおっしゃったのは、靈授者がこれを日課とする事の、エネルギー的な意味あいも大きいのではないかな、と思ったのでした。そう、意味も特に考えないで唱えただけだったとしても、言霊のエネルギーが影響してくるっていうんですかね……。それこそ臼井先生の悟りの境地「安心立命」への道標的な…。

 

なので、誰にとっても声に出して「五戒」を唱える習慣を、おすすめしたいです。西洋の臼井式レイキをされている方もたくさんおられると思います。講義の中で「五戒」はサラーッと読んだだけの方も多くおられるかもしれません。けど、知識として知っているだけではとても勿体ないです。「五戒」にはそれほどのエネルギーがあります。……と私は感じます。