職業は目的でも使命でもない

 

みなさんは、どんなお仕事をされていますか?

 

会社員

エンジニア

教師

調理師

店員さん

医師

ユーチューバー

etc……

 

世の中には無数の職業が存在します。

 

学校で、『将来の夢』を書かされたことは誰しもあると思います。

 

その時、幼い幼稚園生でさえ、、、、

その質問に対して『職業』を答えますね。

 

不自然だと思いませんか?

将来の夢って、既にこの世に存在している『仕事』のことなのでしょうか。

 

それは、無意識に

親が、先生が、『将来は何になりたい?』という質問に、

 

どんな職業に興味があるの?

どんなお仕事する人になりたいの?

という概念から質問しているからだと思います。

 

いろんな可能性があるのに

残念な話だな、と思います。

 

こんな場所に住みたい、とか

ただ心地よさを感じたい、とか

大好きな人や沢山の動物に囲まれたい、とか

 

そんな答えじゃダメですか

 

 

本当に、やりたい事というのは

 

その先にあるものであり、

根本的な願いであり、

その人が感じる心地よさや、幸せであると思います。

 

それがわからないのに

既存の職業から、ただ選んだだけだと

 

こんなはずじゃなかった…

という事態になる事もある。

 

 

 

 

教師になりたいのだとしたら。

それはどうして?  と、聞いてみます。

 

子どもが好きだから。子どもと関わる仕事がいい。

その、好きな子どもとどうしたいの? 

 

喜びを分かち合いたい。

喜びを分かち合う為に何がしたいの?

 

あなたはそのままで素晴らしいよ、って伝えてあげたい。

 

例えば、ですが。

こんな感じで自問自答すると、その人は

教師という仕事を通して大好きな子ども達と関わり合い、子どもに対して、あなたはそのままで素晴らしい存在なのだと伝えられる人になりたい、とわかります。

 

そうであっても、職業につけば

好きなことや理想以外に、たくさんのやる事があります。教師であれば、事務的な仕事もとても多く、むしろ子どもと関わるよりそちらの重量が凄すぎたり、保護者との関わりかたであったり、、、

挫けそうになる事もあると思いますが、

 

自分のやりたい事の本質を自覚している人は、

そんな大変な中でも自分の中に揺るがない思いがある、軸があるから強いです。

 

例え、他の様々なしがらみに苦しんで辞める事になったとしても、ありのままの素晴らしさを伝えるのは教師でなくても、どんな仕事に就いてもできますし、極論、仕事をしていなくてもできます。

 

リタイアしたから自分は駄目な人間だ、と思う必要もない。環境を変えてまたその本質的な事を体現されたらいいと思います。

 

やりたい事は何ですか?

それを通して何を感じたいのですか?

 

もっと自由でいいのです

 

自分の好きなことを自覚すること。

自分の心地よさを知ること。

自分の得意がわかること。

 

それが特性を活かして生きる、ということ。

あなたという個性的な命を使ってやれること。

それこそが使命なのかもしれません。

 

今までの学校で、社会で、家庭で、

それを獲得するのは困難な事でした。

 

好きなことがわからない。

得意な事がわからない。

何が心地よさなのかわからない。

 

それをじっくり感じて味わうような

ゆとりのある生き方をしてこなかった。

 

 

でも。

変わっていくと感じています。

それに気づく人が増えてきています。

 

何事も、飽和状態になってから反転しますから、

もうその時期にきたのだと思います。